従順のための戦い;士師記『力ではなく、主を恐れよ。』
2月15日(月)聖書;士師記9章1-6節「アビメレクの陰謀」
解説「ギデオンの罪;多くの妻とそばめを持ち生まれた息子70人。その中で特に、シェケムの女の産んだアビメレクはどうしようもない腐れである。彼の心は策略に満ち、その言葉は偽り。シェケム人の心は容易に操作された。そしてこの悪者が雇ったのは、ごろつきのずうずうしい者たち。彼は、連中をつれて自分の異母兄弟を残虐する。間違った者が力を持つ悲劇が始まった。」
2月16日(火)聖書:士師記9章7-21節「ヨタム」
解説「アビメレクの陰謀から命を存えた異母兄弟ヨタムは、シェケムの人々に向かって声の限り叫んで伝える。ヨタムには父ギデオンの「神を思う心」が宿っていたのか?アビメレク;欺きと残虐なヒーローを見限れと諭す。しかし、この声はかき消された。悪の繁栄を止めることは、一人の声ではできない。ギデオンが残した不の遺産はあまりにも大きな混乱と汚れをもたらした。」
2月17日(水)聖書:士師記9章22-25節「シェケムへのわざい」
解説:「アビメレクはイスラエルを支配した。しかし、神は彼を赦さない。わざわいの霊が人々の間に降された。そのために繰り返す裏切り、殺戮、略奪。悪の増大。神が見捨てられたかのように起こる血の争い。実は、神の制裁である。裏切った者は裏切られ、殺した者は命を狙う者に怯える事になった。しかし、自分の罪悪を知らぬ者は、まだ悟らず報復を企て、悪を繰り返す。」
2月18日(木)聖書:士師記9章26-33節「アビメレク暗殺計画」
解説:「人が間違った勇気を持ち、一致する時の不思議。隠された悪の思いが同意者を得るとき一気に勇気が出て、次々に仲間が集まる。さらにそこに酒の勢いが加わると、人々は簡単に暴力を帯びた(正当化された)集団に豹変する。シェケム人の最終目的は、アビメレクの暗殺。その計画はこのように公のものになり、アビメレクの元にも届いた。闇が人々を覆う時代の特徴。」
2月19日(金)聖書:士師記9章34-41節「ゼブル」
解説:「アビメレクを虚仮にし、シェケムをそそのかしたガアルに怒りを持つゼブル。アビメレクの代理としてシェケムの統治を行なっていた。シェケムに迫って来るアビメレクの隊を見ておののくガアルに、『あなたは彼と戦え』とたきつける。彼の思惑通りガアルには戦う士気が無い。赤子の手をひねるように臆病者たちは追い払われる。悪の世は力ある者が、弱者を支配する。」
2月20日(土)聖書:士師記9章42-49節「シェケムの悲劇」
解説:「一度は自分たちの指導者にしたアビメレクによって、シェケムは大惨事に見舞われてしまった。誰が一番悪いのか?これらのことが起こったのは、それぞれが悪い事が明らかになるためではないか?神を恐れる者がいないことが、彼らの根本の悪である。人間の力と争いでは、どんな修復も回復も期待できない。何と言う悲劇。神を求めるところにしか、建て直しは無い。」
2月21日(日)聖書;士師記9章50-57節「ヨタムののろい」
解説:「自分を支持しない存在を全滅しようと出て行くアビメレクに、一人の女が上部から石を投げる。アビメレクの最後。彼の邪悪さ、残酷さはすべて彼自身に戻ってきた。民を導いた士師ギデオンの息子たちの不幸。その数々の事件、残虐の原因は、父の淫行が発端。ギデオンの生涯から、彼の子どもたちの起こした惨劇から、私たちは神を恐れることを真剣に学びたい。」
「内なる暗闇という恐れ」-神との友情
ジェームス・フーストン P35-38より(要約)
私たちが知っている、自分の人格に潜む欠陥の背後には、
自分自身さえ知らない深い恐れや不安が潜んでいます。この意識下にある暗闇は、恐ろしい性格的歪みをもたらしかねません。私たちはその心の暗闇を本能的に隠し抑圧しようとします。そんな私たちにとって、祈りは極度に恐ろしいものになりえます。
自分の暗闇と向かい合い、それをあばくことを求めるからです。
しかし、神はすでに私たちの混沌を支配する力を持って私たちを招いておられます。
たとい私が、「おお、やみよ。私をおおえ。私の回りの光よ。夜となれ。」と言っても、
あなたにとっては、やみも暗くなく夜は昼のように明るいのです。
暗やみも光も同じ事です。詩篇139:11-12
人生の暗闇との出会いは、私たちを祈りから遠ざけるものではなく、
むしろ私たちを祈りへ駆り立てるものです。